5/6のLFJ [ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン]
風の強い1日でした。
今日でおしまいと思うとちょっと寂しい1日は、朝10時からのコンサートでスタートです。弾く方に聴く方にも厳しい時間です・・・。出演者の方は一体何時起きだったのでしょうか。
※※※
10:00~
ホールB5「ジュスマイヤー」
ピアノ 児玉桃、ヴァイオリン 堀米ゆず子
・ピアノ・ソナタ 第18番ニ長調
・ヴァイオリン・ソナタ 第25番ト長調
・ヴァイオリン・ソナタ 第41番変ホ長調
堀米ゆず子さんのヴァイオリンを昔聴いて、とても好きだと思ったのでこのコンサートを選びました。
このデュオは大変よく息が合っていて、気持ちの良い演奏でした。曲もすっかりものにしているという感じで、安心して聴けます。充実したコンサートでした。
ピアノソナタは弾いてみたいと思いました。
※※※
すぐ近くのホールで10:45~フルートのマスタークラスがあるので、時間的に間に合えばそちらも聴きたかったのですが、間に合いませんでした。そこで地下の展示場に行き、無料コンサートを聴くことに。この時は桐朋学園オーケストラが出演中で、ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調と交響曲「パリ」でした。
両方ともとても素晴らしい演奏でした。「パリ」って本当にタイトル通り華やぎのある曲ですねー。これまで交響曲は好きではなかったのですが、LFJに通っている間に良さが分かってきたように思います。
続いて昨日の決意通り、お隣のTOKIAビルに行って昼ごはんにしました。テーブルがあって座れるって素晴らしい。
※※※
15:15
ホールD7
ピアノ:ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ
パリ・バスティーユ管楽アンサンブル
プソフォス弦楽四重奏団
ジュスマイヤー作曲 クラリネット、オーボエ、ホルン、弦楽四重奏のための楽章 ニ長調
モーツァルト作曲 幻想曲ニ短調
ピアノと管楽器のための五重奏曲変ホ長調
このコンサートは楽しかったですね。色々な編成の演奏が聴けるのって好きです。
ヌーブルジェと管楽アンサンブルは別の日に1度づつ聴いているのですが、また印象が違いました。
ヌーブルジェは今回の方がずっと良かったです。音のひとつひとつが精彩に富み、活気がありました。昨夜は小さな会場だったせいで、もしかしたら緊張していたのかな?今回は一緒に演奏するアンサンブルがいてリラックスできたのかもしれません。観客の評価も高くて、ホールを出て行く時などにも褒め言葉がひっきりなしに聞こえました。
ただ、時に叙情的すぎるような気がしたのですが・・。私としてはこの人のショパンやシューベルトがぜひ聴いてみたいです。
あと、ニコラ・アンゲリッシュの演奏でも感じましたが、フランス人と日本人では、フェルマータや楽章間の切れ目の長さが違うのでしょうか。短すぎたり長すぎたりする気がして、聴いていてなんとなく調子が狂っちゃうところがあります。
管楽アンサンブルは2日目に聴いた時の方が断然良かったです。なんかバラバラでした。
プソフォス弦楽四重奏の方は、上手なのですがそれ程強い印象はありません。曲もちょっとそんな感じでしたが…。
※※※
19:15
ホールA
モーツァルト
証聖者の荘厳な晩歌(ヴェスペレ) ハ長調
聖母マリアのオッフェルトリウム ヘ長調「創り主の魂」
レジナ・チェリ ハ長調
指揮:ペーター・ノイマン
ヒョン・ミョンヒ(ソプラノ) アリソン・ブラウナー(メゾ・ソプラノ) ヴィンチェンツィオ・ディ・ドナート(テノール) ティロ・ダールマン(バス)
ケルン室内合唱団 コレギウム・カルトゥシアヌム
私のオオトリはこのコンサートです。
ここでも「合唱すごい」と思いました。それに尽きます。ここは初来日らしいようなことがプログラムに書いてありますが、本当なら幸運だったんですね。ローザンヌ声楽アンサンブルと演奏曲のタイプがかなり違いますから、比較するのは困難ですが、本当にどちらも素晴らしかったです。
こういう調性の曲で、降ってくるような明るい声を聴くと快感ですね。癒されるというよりも心地よい温度の強いシャワーを浴びるような感じ。リフレッシュ~♪
ソリストではソプラノのヒョン・ミョンヒが良かったです。とても良い声を持っています。ドレスがちょっとあれれ?でしたが・・。宗教曲でフーシャピンクの衣装っていうのはありなんでしょうか。うーん、でもマリア様への曲だから良いかな。
※※※
さて、これで終了です。
4日間、よく聴いたし見たし、並びました(笑)
名残惜しい気持ちを押さえて、まだ賑わいの残るうちにさっさと帰ることにしました。
来年は来られるかどうか分かりませんが、多分来られるでしょう。
その頃にはもっとピアノが上達していて、今回聴いて感動した曲を少しは弾けるようになっていればいいのですが。
声楽も再開できていればいいなあ~。
コメント 0